設備
北陸屈指の設備で、万全な衛生管理体制を確立。
畜産業者としておいしく、安全なお肉をお客様へ提供し続けていくために、
ミートビックではHACCPの取得と共に、衛生管理への意識を持続的に向上させていくことに努めております。
ミートビックはHACCPで管理される入荷から加工、そして出荷までの
全工程で対応している北陸屈指の設備を備えた加工工場です。
衛生レベルの視覚化で、交差汚染を防ぐ【ゾーニング】
食品工場では衛生管理という視点から、工場内部の各作業場を衛生レベル(汚染度合い、清浄度)により区分します。これをゾーニングといいます。
汚染作業区域
外部と接する可能性のある場所や、原材料や包装資材などの搬入を行う場所になります。
作業場内に外部からの汚染を持ち込 まないように管理する、図で赤色の 区域です。
準清潔作業区域
汚染作業区域からの微生物の汚染・拡散を防止する処置を行う場所になります。
原材料の前処理を行う作業室や、冷蔵庫などの保管室、梱包室など、図で緑の区域です。
清潔作業区域
清潔作業区域とは、最終製品に対する交差汚染防止等の微生物制御を必要とする区域のことで、弊社では図で青色の加工室となります。
ミートビックではHACCPに基づき、作業場のゾーニングを[清潔区、準清潔区、汚染区]の3つに区切り、人、物、空気の動線に配慮することで交差汚染を予防しています。
例えば、人や物は交差したり戻ったりをできないよう一方向化し、汚染区から清潔区へは洗浄したもの以外は入室できない動線にしています。
弊社ではこうした外部からの微生物、異物の混入・汚染防止への徹底した衛生管理を行うことで、信頼できる安全な食品工場の構築に取り組んでおります。
安心安全な洗浄水で殺菌、除菌【電解次亜水】
食塩水を電気分解して生成されたPH7.5以上の殺菌効果の高い弱アルカリ性の水「電解次亜水」で殺菌、洗浄を行っています。
人にも食品にも安全性が高く水道水感覚で使用できます。
- 除菌
- まな板や調理器具の除菌に使用できます。
洗剤で汚れを落としてから除菌を行うことで、二次汚染の防止に役立ちます。
- 漂白
- ふきんやタオルは雑菌の巣となっています。
洗濯後浸して除菌し、漂白もできます。
- 殺菌
- 肉、野菜、魚などの殺菌に利用できます。
弱アルカリ性のため食材への影響が少なく、鮮度の維持に効果があります。
- 消臭
- 嫌な臭いのもととなる雑菌を殺すことにより、腐敗臭をなくします。
微生物の発生を抑制するため工場内の温度管理しています【温度集中管理】
食中毒や腐敗を起こす微生物や、臭いの発生・増殖を防ぐため、作業場だけでなく冷蔵庫、冷凍庫、プラットフォーム、
ゴミ箱に至るまで工場内の様々な温度変化が一目で把握できるように、24時間集中管理しています。
万が一、設定基準温度を超えた場合は、管理会社が駆けつけすばやく対応いたします。
最新の空調システムで室内の衛生・温度管理を徹底【ソックチリングシステム】
工室の天井に設置されている布製のダクトを、ソックチリングシステムといいます。
このシステムには、2つの大きな効果があります。
ソックチリングシステムは、室内の空気を1時間に45回入れ替えます。この時、空気中の2ミクロンの塵・ゴミを90%以上捕集することによって、空気中の塵・ゴミに付着している落下菌を除去します。
そして室内温度を年間を通して常に15℃以下に保ちます。食肉工場は、食中毒菌の繁殖防止のため、低温の環境が望まれます。しかし、吹き出し口から冷風を送り出す従来の空調設備では、強い冷風で作業スタッフの体感温度が下がり、作業効率が低下するので、通常20℃が限界でした。また、同じ室内でも作業場所によって温度ムラが発生し、商品の質にバラツキが出ていました。
それに対し、ソックチリングシステムは長いダクトの布地全体から冷気を滲ませ、降り注ぐようにして作業室を冷やし込みますので、風を感じず温度ムラなく均一に室内を15℃に保つことが可能です。
HACCP対応のこの空調システムは、食肉の鮮度を常に最高の状態に維持し、食中毒発生の危険を未然に防ぎます。
オゾンと紫外線で強力W殺菌【牛解体室】
ミートビックでは、鮮度の高い牛肉を加工するために自社で牛の解体処理を行っていますが、これらの菌が、他の食肉や食品を汚染しないように作業区域を分け、すべて牛専用に独立した部屋で、原料入荷から製品管理までの加工ルートを一方通行にしています。
内・外部による検査体制の充実
人が生きていくうえで「食」は不可欠なものであります。しかし、昨今はその食の安全が脅かされています。
ミートビックでは「安心・安全な食を提供しています」と自信を持って言うために、外部機関である財団法人 北陸保険衛生研究所に検査を依頼しています。
また、弊社にも検査室を設け定期的に自主検査を行うことで、衛生管理の維持及び改善に日々努めています。
安全な食品を作るための衛生管理の方法として、あらかじめHACCPプランといわれるマニュアルを作成し、日常の衛生管理を機械的に行うことにより病原菌の汚染や増殖を防止して、食中毒などの食品による事故を予防します。